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次回の研究会情報

2022.02.26

第48回 女子学研究会について
2022年2月26日(土)13:00~17:00
甲南女子大学911教室(並行してZoom)
シンポジウム
『奥行をなくした顔の時代 イメージ化する身体、コスメ・自撮り・SNS』
パネラー 米澤泉・馬場伸彦
米澤泉・馬場伸彦両先生の共著である『奥行なくした顔の時代』(晃洋書房 2021年9月)をめぐるシンポジウムです。両先生をお招きして、奥行きを無くした顔の時代である現在について、議論したいと思います。
残念ながら、懇親会はありません。

2020.09.15

第47回 女子学研究会について
2020年2月8日(土)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第一報告「社会運動空間における『女性の遊び』」
陳怡禎(日本大学国際関係学部助教)
概要:本報告は、「ファン研究」の視点から、台湾の社会運動空間における女性の趣味共同体について考察するものである。具体的に、2014年3月に台湾で起きた「ひまわり運動」の運動空間に注目し、その空間において女性参加者によって行われる「遊び」について検討する。その「遊び」とは、女性社会運動参加者による「社会運動リーダーアイドル化」である。彼女たちは、「ファン活動」という日常的・私的趣味を社会運動空間に持ち込んで再現し、女性専属の遊びを通して社会運動空間に自らを位置づけていた。
「趣味」は、一般的に私的領域において実践されるものだとカテゴリー化され、その反面、社会運動は「公的領域」に属していると思わされるが、それらの社会運動に参加する女性たちが、あえて私的趣味を公的領域で実践することによって、趣味縁を中心に結成された女性共同体の可視化をいかに可能にしているかを分析する。
第二報告「音楽フェスとジェンダー」
永井純一(神戸山手大学現代社会学部准教授)
概要:本報告はジェンダー論的な観点から音楽フェスティバルの分析を試み、その可能性について考えるものである。
現在おこなわれている音楽フェスティバルには、多くの女性が観客として参加している。参加者のうち女性が占める割合は5~6割程だと推測され、一見するとニュートラルでユニセックスな文化にみえるものの、フェスには男性的な価値観が支配的な側面が多々ある。そうしたなか、世界の約50の音楽フェスティバルがジェンダーの不平等の解決に取り組むことを宣言し、話題になっている。
報告では日本の事例を中心に、出演者、会場のアーキテクチャ、観客の立ち居振る舞いやファッション等の論点を提示し、それらの議論の妥当性や発展可能性について検討をおこなう。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2019.07.13

第46回 女子学研究会について
2019年9月7日(土)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告 「青文字系Kawaii Cultureにみる音楽アイデンティティー」
西村明美(大阪市立大学大学院文学研究科心理学専修・後期博士課程)
概要:昨年の国連総会でのBTSのスピーチに代表されるようにミュージシャンは音楽を通して、自身のアイデンティティ―を表現する。これに対し、音楽を享受する私たちとそのアイデンティティーはどのように相互作用を起こしているのだろうか。本報告では、世界に誇る日本の現代文化である青文字系(原宿)Kawaii Cultureを事例に、音楽と他の文化的要素を通して、私たちがどのように自分らしさを表現するのかを考察する。そして、私たちにとってアイデンティティーとは一体何であるかについて問い直してみたい。
(2019年9月に店頭に並ぶ書籍「表現文化の社会学入門」の第9章に基づいた発表
https://www.minervashobo.co.jp/book/b453597.html)
第2報告 「女子とライブ遠征」
吉光正絵(長崎県立大学国際情報学部情報メディア学科准教授)
概要:本報告では、ライブ遠征を行う女性たちの実態と意識に関する調査結果について報告する。この場合のライブ遠征とは、主に自分の生活圏から離れた場所で開催される音楽関連のライブやコンサートに参加する、多くは宿泊を伴う行動を指す。ライブ遠征は、日本では「おっかけ」とも呼ばれ、熱心なファンたちの愛や忠誠心undefinedに基づいた行動の一形態として語られてきた。一方で近年では、音楽産業と観光産業の事業者間連携や双方の研究成果の綜合的発展を目指した「ミュージックツーリズム」という事業戦略の整備や概念の精緻化が行われている。本報告では、ライブ遠征をおこなう女性たちの実態と意識に関して、「ミュージックツーリズム」の視点も参考に検討していきたい。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2019.05.13

第45回 女子学研究会について 特集「女子と鉄道について考える」
2019年6月8日(土)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
進行・信時哲郎(甲南女子大学日本語日本文化学科)
堀之内美香(甲南女子大学鉄道文化研究同好準備会OG:1期)
「鉄サーの姫?」
鉄オタといえば男性のイメージ、女性もちょこっと居るけどやっぱり少数派。ちやほやされたいわけじゃないけれど、なんだか違う扱いされるし、一方的に知識を披露されるし……。これってもしかして、姫??
加藤優花(甲南女子大学鉄道文化研究同好準備会・日本語日本文化学科4年)
「芦屋と鉄道と観光と」
兵庫県芦屋市にはかつてトンネルがあった!?日本で最初に作られた石屋川トンネル、今も残っている住吉川トンネルと並ぶ歴史を持つはずなのになぜ芦屋川トンネルには記念碑などが存在しないのかを踏まえて、観光資源としての価値、それに伴う芦屋市の観光振興策についてお話します。
野沢敬次(スタジオ夢銀河:鉄道写真家)
「鉄道写真家から見た鉄子さん」
鉄道好きの女性を示す「鉄子さん(以下、鉄子)」という言葉は同じく男性を示す「鉄ちゃん」の対語として1990年代に登場し、2001年から連載された菊池直恵の「鉄子の旅」(小学館)で広く市民権を得たと思われる。しかし、鉄子の指向やその行動は、鉄ちゃんとは全く異なることが多く、40年以上、鉄道写真の現場にいた野沢から見ると奇異に感じる点も多い。今回、その経験をいくつか報告し、「鉄子を理解するための鉄ちゃんへのアドバイス」を考察してみる。
尹梨香(甲南女子大学広報課)
「女子を惹きつける鉄道CMの世界」
普段何気なく目にしている鉄道CM。至高の名作、JR東海「クリスマス・エクスプレス」や「そうだ、京都いこう」シリーズを代表例に、実は女子の高感度を意識したものが多い傾向にあります。ストーリーよし。キャッチコピーよし。キャストよし。音楽よし。そんな「平成の胸キュン鉄道CM」をご紹介しながら、CMという新しい切り口で女子と鉄道の関係に迫ります。
塩見翔(関西大学等非常勤講師)
「女性鉄道ファンを捉え直す――「趣味」活動から「愛好」活動への変化とともに――」
女性の鉄道趣味への進出が言われはじめてすでに10年以上が経過した。女性と男性との鉄道趣味に対する志向の違いはしばしば注目されるところだが、その際に女性鉄道ファンたちは、より「マニアック」な男性鉄道ファンに比して「ライト」な存在と位置づけられがちだ。しかしこうした判断は、男性文化として成立した「鉄道趣味」なるもののイメージを基準にしたものにすぎない。もしも「鉄道趣味」の内実が変化していたり、「趣味」という枠組み自体が適当なものではなくなったりしているのだとしたら、女性鉄道ファンの位置づけもおのずと違ったものになるだろう。昭和後期から平成にかけて、鉄道を楽しむという営みは、ある程度限られた人々による活動(鉄道趣味)から、より多くの人々による多様な内容を含んだ活動(鉄道愛好)へと変化してきた。本報告ではこの変化を背景として女性鉄道ファンという存在について捉え直してみたい。。
『女子学研究8』をまだお渡しできていない方には、当日、会場にてお配りいたします。内容については、 定期刊行物をご覧ください。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2019.02.21

第44回 女子学研究会について 雑誌『VERY』特集
2019年3月2日(土)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告
「雑誌『VERY』からみる主婦イメージの変容」
黒田摩耶(京都大学社会学研究室博士後期課程)
女性の社会進出が期待されるようになったが、一方で従来女性の仕事とされていた「主婦」はどのように表象されてきたか。本報告では主婦雑誌を資料として、男女共同参画社会基本法が制定され主婦の社会進出がすすんだ90年代後半から近年にかけて、読者である主婦たちに提示される「主婦像」がどのように変化したかを明らかにする。中でも専業主婦向けとしての色が強い主婦向けファッション雑誌『VERY』(1995年創刊,光文社)を用いて、創刊から20年分の記事のタイトルをデータ化し、タイトルと内容に基づいた分類を行った。創刊当初は高階層の専業主婦を対象とした雑誌であったが、専業主婦の減少及び働く主婦の増加に伴い、現在では結婚や出産を機に離職した主婦の再就職を扱った特集も組んでいる。専業主婦を対象とした雑誌がどのように「主婦」を描いてきたか、また働く主婦の増加を受けた今後のありかたを考えたい。
第2報告
「『VERY』な主婦は幸せか―新専業主婦の四半世紀」
米澤 泉(甲南女子大学文化社会学科准教授)
1995年に『JJ』卒業生の30代主婦のために創刊された『VERY』。アシヤレーヌ、サロネーゼからイケダン、ミセスオーガニックさん、リーマムまでさまざまなキャラクターを生み出してきました。その歩みをたどりながら、女性の生き方、「女の幸せ」について改めて考えます。
『女子学研究8』をまだお渡しできていない方には、当日、会場にてお配りいたします。内容については、 定期刊行物をご覧ください。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2018.11.26

第43回 女子学研究会について 「宝塚歌劇×マンガを考える」(日本マンガ学会少女マンガ誌部会との共催企画)
2018年12月27日(木)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
講演
「宝塚歌劇と漫画の関係史~手塚治虫から「ベルサイユのばら」そして「ポーの一族」へ~」
薮下哲司(映画・演劇評論家、、元『スポーツニッポン』特別委員、『宝塚イズム』編集担当)
宝塚歌劇が、漫画原作を初めて上演したのは1974年の「ベルサイユのばら」だった。池田理代子原作のこの作品は、18世紀末のフランス革命を背景に、悲劇の女王マリー・アントワネットを主人公に、彼女をめぐるさまざまな人間関係を配し、貴族社会から民衆の時代への歴史のうねりを描いた少女漫画。池田が創造した女でありながら男として育てられた近衛隊長オスカルという架空の人物が、宝塚歌劇にぴたりとはまり、史上最大のヒット作となった。これをきっかけに宝塚歌劇に、数多くの漫画が取り上げられるようになる。男役スターが中心の宝塚歌劇の性格上、男性を主人公にした作品が主流だが、漫画と宝塚には誇張した人物設定はじめ多くの共通点が見られ、漫画の舞台化はおおむね成功、少女漫画にとどまらず少年漫画までジャンルが広がっている。また、漫画界の巨匠、手塚治虫と宝塚歌劇には深い縁があり、宝塚歌劇と漫画は結びつくべき縁であった。手塚から始まった宝塚歌劇と漫画の歴史を振り返り、両者の幸せなコラボを考察する。
研究報告
「マンガ原作作品の「宝塚化」――少女マンガのアダプテーション」
増田のぞみ(甲南女子大学文学部メディア表現学科)
初演から45周年を迎えることが話題となっている「ベルサイユのばら」に代表されるように、これまで宝塚歌劇では数多くのマンガ原作作品が舞台化されてきた。宝塚歌劇の特徴は、何よりトップスターとなる男役を中心として舞台が構成され、トップ男役とトップ娘役のあいだの愛を描くストーリーが重視されること、二番手や三番手をはじめベテランから若手まで多くのスターに対してそれぞれに見せ場を作る構成、スターの魅力を生かした配役が求められる点にある。とくに宝塚大劇場と東京宝塚劇場で行われる本公演では約80名にものぼる組子たちをどう登場させるかという工夫が求められ、華やかな衣装、豪華な舞台装置や美術なども欠かせない要素となる。こうした「宝塚化」を構成する諸要素は、少女マンガ/少年マンガを原作とした作品とシェイクスピアなどの古典文学や海外ミュージカルを翻案した作品の場合とはどのように異なるのか。今回の報告では「大江山花伝」「紫子」「はいからさんが通る」「ポーの一族」などの作品を資料としながら、少女マンガのアダプテーション過程の一事例となる少女マンガ原作作品の「宝塚化」について考察したい。
フリートーク
薮下×増田×参加者の皆さま。
『女子学研究8』をまだお渡しできていない方には、当日、会場にてお配りいたします。内容については、 定期刊行物をご覧ください。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2018.11.26

第42回 女子学研究会について
2018年10月13日(土)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告
「宝塚はなぜ美しいか」
永岡俊哉(羽衣国際大学 現代社会学部 准教授)(甲南女子大学 宝塚歌劇講座担当講師)
1914年に阪急電鉄の乗客増加策の一つとして創設された「宝塚歌劇団」は、未婚の女性だけで演じられる、世界でも類を見ない劇団であり、近年その人気は女性のみならず男性にも広がっている。発表者である私も9年前に初めて観劇して以来その魅力の虜となり、年間80回ほど観劇をするに至っている。では、なぜぞれほどまでに、宝塚は人を引き付けて止まないのか?観る人を魅了する美しさはどこから来るのか?もちろん、「美しさ」とか「好き嫌い」の基準は極めてファジーであり絶対的なことは言えないのであるが、劇団の歴史を確認するところから始め、また宝塚が持つシステムや人材育成などに着目してそれらを解明し、今後さらに劇団が発展するためにはどのような策が必要なのかを探りたい。
第2報告
「おっさんずラブ」にみるテレビドラマの現在形
森本智子(甲南女子大学部文学部日本語日本文化学科講師)
今年の4~6月に放送された深夜ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日)。
放送時ツイート数世界記録1位、動画配信サイトの視聴数1000万回突破、ドラマ公式本初版部数15万部、三都市における展覧会の開催等々、放送終了から三ヶ月を経た現在も、このドラマの異例ともいえるブームは継続中である。
「恋愛」を正面から描くドラマがヒットしづらいと言われる現在のテレビドラマ界において、男性同士とはいえ「純愛」をテーマとした作品がヒットした背景には何があるのか。
ブームを彩る数々の言説を概観しつつ、テレビドラマ(特に地上波のドラマ)におけるBL的またLGBT表現の変遷と、あり方について考えてみたい。
『女子学研究8』をまだお渡しできていない方には、当日、会場にてお配りいたします。内容については、 定期刊行物をご覧ください。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2018.06.06

第41回 女子学研究会について
2018年7月15日(日)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告
瀬辺 啓子(佛教大学文学部中国学科)
「中国「女子」文化への一考察」
中国は古来より、儒教的な観念から女性だけが享受する文化を育みやすい社会構造であった。そのなかでも「纏足」は、男性のフェティシズムを満足させるだけではなく、女性にとっては「階級」を飛び越えるツールでもあった。そのため、「小足がよい」という美的感覚が醸成されるや、「纏足」に憧れる女性が自ら纏足を施すこともあり、この習俗は1950年代にいたるまで継続されていた。
「纏足」か「天足(自然な足のまま)」か、という議論はまさに近代化と関係しているのだが、この時期は女学校の設立、メディアの隆盛とも相まって、「女」が一つのアイコンとなった時代であろう。広告だけではなく、女性の作家が登場し、女優が銀幕を飾った。『新青年』(1918年6月、イプセン特集号)で「人形の家」(1879)が掲載されると、ノラが女性解放のシンボルとなり、核家族化と女権の拡張が叫ばれるようになる。中国社会の欧化が、女子教育を急速に広め、女性の社会進出が進んだ。その結果、女性の「読者」が増え、女性向けの雑誌や女性を論じた文章などが陸続と現れ、女性ファッション誌も発刊されるようになったのである。
伝統的な女性文化は家の深奥でひそかに育まれ、近代化はそれを社会にまで広げた。ここにいたって、ようやく「女子」が認識されたと言えるだろう。しかし中華人民共和国になると、消費文化を象徴していた「女」という記号は「無性化」してゆき、女性美は批判の対象となった。文革期までは表面だって「女子」を楽しむことはできず、1980年代になって以降、市場経済が発展するにつれ、徐々に女性が「女子」を楽しむことができるようになったのである。
それでは、現在の中国「女子」文化はどうなっているのだろうか。例えば、漫画雑誌であれば日本のように少女雑誌や少年雑誌はなく、ジェンダーレスとなっている。一方で、同性同士で行動することが多い中国では「彼女たち(她イ門)」の世界もある。これらを踏まえて、「彼女たち」の世界の一端に分析を加えてゆく。
第2報告
原 良枝(甲南女子大学文学部日本語日本文化学科講師)
「「女子アナ」という職業~今日的なまなざしと専門性」
放送メディアが誕生して以来、長い間女性アナウンサーは男性アナウンサーのアシスタント的な存在であり、報道ニュースを読む機会も少なく露出も限られていた。しかし、1980年代中頃、フジテレビが送り出した「女子アナ」と呼ばれるアイドルタレント的女性アナウンサーの登場により、女性アナウンサーを取り巻く環境は変化を遂げ活躍の場が広がった。このような「女子アナ」の有り様は他局へも伝播し、アナウンサーは人気の職業になっていった。(NHKは除く)
その後1990年代に入り「女子アナ」は「情報番組」というコンテンツにおいて欠くことのできない存在となった。「若く、可愛く、そつなく仕事をこなす」好感度抜群のアナウンサーとして輝いている。しかし、「女子アナ」に対するまなざしには、同世代からの憧れと同時に一種侮蔑的な感覚があることも否めない。これは、「女子アナ」という言葉から想起されるイメージが「専門職」という社会性より、「女性性」が勝っていることに起因する。もとより「若さ」を求める日本のテレビ文化の中で「女子アナ」は消費され、その消費期限は長くない。
アナウンサーは放送局の社員である。タレント的要素が強くなれば「女子アナ」が局の社員である必要性は低くなる。一方で、だからこそ価値が上がっていくとも考えられる。「女子アナ」に向けられている今日的なまなざしの背景をとらえながら、「女子アナ」という職業が抱えている課題を述べていきたい。
『女子学研究8』をまだお渡しできていない方には、当日、会場にてお配りいたします。内容については、 定期刊行物をご覧ください。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2018.06.006

第40回 女子学研究会について
2018年5月12日(土)13:00~17:00
甲南女子大学911教室
シンポジウム「筆者と読む/語る『「くらしの時代 ファッションからライフスタイルへ』」
米澤泉(甲南女子大学)
コメンテーター
池田太臣(甲南女子大学)
坂本歌奈子(龍谷大学大学院)
反橋希美(毎日新聞社)
信時哲郎(甲南女子大学)
*更新が遅なってしまいましたが、上記の通り、シンポジウムを開催いたしました。米澤先生のご著書をめぐって、活発な意見が交わされて、とても有意義な会となりました。米澤先生、参加者のみなさま、ありがとうございました。

2018.02.01

第39回 女子学研究会について
2018年3月7日(水)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告
森本智子(甲南女子大学日本語日本文化学科講師)
「ボーイズラブの臨界―〈木原音瀬〉というノイズ―」
木原音瀬(このはらなりせ)は、「ボーイズラブ(BL)」と称されるジャンルに属する作家である。周知のとおり、BLは男性同士の恋愛を主題に据えた(主として女性向けの)小説・マンガの総称である。一見すると、学園もの、歴史もの、サラリーマンもの、芸能もの、スポーツもの・・・・と様々な領域をカバーするように見えつつ、BLの多くは同工異曲のプロット―〈紆余曲折を経て愛を確かめ合う〉という読者が求めるストーリー展開―を遵守しており、それがこのジャンルの人気を支えているとも言えるだろう。しかし、ジャンルの拡大と成熟に伴って〈お約束〉の展開に風穴を開ける作家が登場してくるのは必然である。本発表では、そうした作家の一人として木原音瀬を取り上げ、BLというジャンルに亀裂を走らせる木原作品の独自性と役割について考察する。
なお、現在は「小説すばる」など一般文芸誌にも活動領域を広げる木原であるが、今回は前期(ゼロ年代半ばまで)の作品を中心に論じる予定である。
第2報告
木村至聖(甲南女子大学文化社会学科准教授)
「女児向けアニメにみる新自由主義時代の社会的規範――『プリキュア』シリーズを手がかりに」
2004年、少女が不思議な力で伝説の戦士に変身し、悪と戦う物語、『ふたりはプリキュア』から、テレビアニメ『プリキュア』シリーズが始まった。現在までに14作のテレビアニメシリーズ、600話以上が放送されている。今回の報告では、この『プリキュア』シリーズを分析することを通して、現代の日本社会が女児にいかなる社会的規範を身につけることを期待しているかを明らかにすることを目的としている。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2017.12.01

第38回 女子学研究会について
2017年12月26日(火)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告
坂本歌奈子(龍谷大学)
「秘密のかわいさ―イラスト文化からみる女子コミュニケーション―」
(内容)
近年、女子たちの間で、手芸・イラスト・写真といった「ハンドメイド」がブームとなっている。その背景には、ハンドメイドが持つ独特な「かわいさ」に女子が惹かれているということがあるだろう。「ハンドメイド」ブームは、手芸をその中心にして、以前から何度かあったが、現在のものは、写真やイラストなどを含めて、今までで最も大きなものとなっている。今回の発表では、とくにハンドメイドイラストを取り上げ、それの持つ「かわいい」魅力について、また、それを通した女子たちのコミュニケーションについて、作家を対象としたインタビュー調査から考えたい。
第2報告
西澤ゆきの(奈良女子大学大学院)
『美少女戦士セーラームーン』にみる消費・受容の変遷
(内容)
『美少女戦士セーラームーン』(以下『セーラームーン』)は1990年代の少女たちを魅了してきた。特にアニメは1992年から1997年の5年間に渡り放送され、大ヒットしただけではなく、「変身した女の子たちがチームとなり敵と戦う」という少女アニメの一ジャンルの嚆矢となった。そして『セーラームーン』は再び人気を博している。2012年に始まった「美少女戦士セーラームーン20周年プロジェクト」は5年たった今「25周年プロジェクト」へと名前を変え、グッズや新作アニメ、新作ミュージカルを制作している。現在、『セーラームーン』を消費するのは90年代アニメの放送当時に少女だった人々、つまり現在20代後半から30代前半の女性たちである。彼女たちが少女から大人に成長することで、消費・受容はどのように異なっているのか、グッズや開催されたイベントなどから分析する。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2017.08.20

第37回 女子学研究会について
2017年9月16日(土)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告
貝沼明華(金城学院大学大学院文学研究科目社会学専攻後期課程)
変身する顔ーコスプレイヤーにおけるメイクの意識ー
概要:
マンガ、アニメ、ゲームといった物語のキャラクターに扮する「コスプレ」が近年広がりをみせている。物語の世界観に志向性を持ち、コスプレを行う人々(コスプレイヤー)は2次元のキャラクターの特徴を3次元の身体であらわすために様々な工夫を施す。特に、キャラクターらしさを表現するためメイクと写真加工に力を入れていることが参与観察及びインタビュー調査から判明した。顔をキャラクターに変える、ということは彼女ら(コスプレイヤーは女性が圧倒的に多い)にとってどういうことなのか、何が彼女らをそこまで掻き立てるのか、当事者の証言、コスプレ写真等から分析する。
第2報告
渡部周子(島根県立短期大学)
自著紹介 渡部周子『つくられた「少女」―「懲罰」としての病と死』(日本評論社、2017年)
概要:
「少女」とはなにか。この問いを解明するために、近代日本を主な対象として、研究を進めてきた。『<少女>像の誕生』(新泉社、2007年)では、「愛、純潔、美」という規範の形成を、教育や芸術、また少女雑誌等を事例に分析した。『つくられた「少女」』(日本評論社、2017年)では、逸脱者に与えられる「懲罰」としての病と死という表象を、女子教育界における西洋科学思想の影響に着眼することで考察している。現在は、少女文化を事例として、「「かわいい」の生成」を明らかにすることを課題としてもいる。このようにして考察を重ねてきた、「少女」とはなにかという問いを、自著紹介を軸として、研究会の皆様と共に考えてみたい。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2017.04.25

第36回 女子学研究会・出版記念イベント
2017年5月14日(日)13:00~17:00
甲南女子大学9号館1階 911教室
<カワイイ>の現在地を考える。
~吉光正絵・池田太臣・西原麻里編著『ポスト<カワイイ>の文化社会学』(2017 ミネルヴァ書房)を読む~
<話題提供>
吉光正絵(長崎県立大学)
「本の内容の紹介」
西原麻里(愛知学泉大学)
「プリンセスになること、プリンセスであること」
秦美香子(花園大学)
「女児とゲームの創造/想像的関わり」
荒木菜穂(甲南女子大学非常勤講師)
「女子の日常とロックのアンビバレントな関係」
<コメンテーター>
米澤 泉(甲南女子大学)
馬場伸彦(甲南女子大学)
信時哲郎(甲南女子大学)
(司会)池田太臣(甲南女子大学)
<日 時>
日 時 2017年5月14日(日)13:00~17:00
場 所 甲南女子大学 911教室(9号館1階)
主 催 女子学研究会
*参加費無料
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2017.04.25

第35回 女子学研究会について
2017年3月1日(日)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告
坂本歌奈子(龍谷大学社会学部・学生)
「古着×かわいい」研究
第2報告
田川隆博(名古屋文理大学)
アイドル「解散」で可視化される論理と感情─ネットニュースの計量テキスト分析より─
概要:
近年、アイドルの「解散」が取り上げられることが多くなりました。
解散はアイドルにとっては楽曲やダンスを披露することがなくなり
ファンにとっては応援する場がなくなることを意味します。
アイドルの最後にはアイドルやファンたちからの大量の語りがあふれ、
ネットは解散をめぐる言説で埋まります。こうした解散言説の構造や
布置連関をネットニュースの計量テキスト分析によって読み解きます。
終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2017.04.25

第34回 女子学研究会について
2016年12月11日(日)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告
寺本侑加(龍谷大学院社会学研究科)
「地下ドルになるのもたいへんだ―ある地下ドルのアイデンティティ形成に関する実証的研究―」
第2報告
程 遥(京都工芸繊維大学工芸科学研究科デザイン学D3)
「ファンによる受容空間の開拓 ―字幕組アニメ受容がもたらしたもの」
終了後、年末ですので忘年会を兼ねた懇親会を予定しております。

2016.10.10

第33回 女子学研究会について 10月15日(土)13:00~17:00
甲南女子大学管理棟第6会議室
第1報告
貝沼明華(金城学院大学大学院・後期課程)
「変身の意識―コスプレイヤーとキャラクター―」
第2報告
石田沙織(明治大学)
「活動の源としての『愛』――女性達が織り成す創作と交流」
(要旨)今回の発表では、腐女子であることを自認し二次創作活動に従事する女性達を対象として、「何故二次創作活動に従事するのか」という活動動機を概観し、当該活動によって女性達が獲得するものは何か・それは彼女達の生活にどのように反映されうるのかを考察することを目的とする。先行研究において、あまり触れられてこなかったこの一連の創作・表現活動の「動機」だが、この点に注目することで「腐女子」という自称・他称に隠れがちな創作・表現主体としての彼女達の積極性に関して、また当該活動が彼女達の日常にどのように位置づけられ反映されていくのかを、インタビュー調査を通して明らかにしてみたい。
研究会終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2016.06.20

第32回 女子学研究会について
7月2日(土)12:30~17:00
甲南女子大学
プレ女子学研究会(12:30-13:00)
報告者:丁瑤(甲南女子大学留学生)
報告題目:「女子」の中国語訳をめぐって
第1報告
報告者:毎日新聞「現代女子論」記者スタッフ
報告題目:「現代女子論の連載を終えて」
第2報告
報告者:馬場伸彦(甲南女子大学)
報告題目:「家族写真と女子 幸福な時間の錬金術」
研究会終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2016.02.19

第31回 女子学研究会について
3月5日(土)13:00~17:00
甲南女子大学
テーマ
米澤泉著『女子のチカラ』を読む
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b213090.html
研究会終了後、懇親会を予定しております。
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2015.12.29

ポプカル5にて女子学イベントを開催!
テーマ : 「制服偏愛考 私たちが制服に惹かれる理由」
制服の何が人を惹きつけるのか。制服への憧れは何に起因するのか。いまやリアル女子高生のみならず、女子大生やそうでないOL女子でさえ、セーラー服を着てUSJで遊ぶという時代です。制服はファッションやアイドル衣装にまで影響を与え、その人気は年齢や性別を超えている。制服をめぐって何が交換されているのか。人々を惹きつけてやまない「制服」という記号を、文化現象として考えます。
(話題提供)
馬場伸彦(甲南女子大学文学部)
(参加予定者)
信時哲郎(甲南女子大学文学部)
米澤 泉(甲南女子大学人間科学部)
池田太臣(甲南女子大学人間科学部)
田川隆博(名古屋文理大学情報メディア部)
他、女子学研究会会員
詳細は ポプカル5のウェブサイトをご覧ください。

2015.11.30

第30回 女子学研究会について
12月19日(土)13:00~17:00
甲南女子大学
第1報告
報告者:大尾侑子(東京大学大学院学際情報学府)
報告題目:「ヴィジュアル系」世界の女性たち―インタビュー調査から見るバンギャル・アイデンティティ―
第2報告
報告者:御幸英寛(滋賀大学博士後期課程)
報告題目:宝塚にみる下品―宝塚少女歌劇団に対するファンからの規範的評価とその帰結、『歌劇』昭和3年7月から昭和8年6月の投稿欄を分析して―
研究会終了後、懇親会を予定しております。
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2015.08.06

第29回 女子学研究会について
8月29日(土)13:00~17:00
甲南女子大学
第1報告
報告者:永田夏来(兵庫教育大学大学院)
報告題目:越境するロックフェス女子-インターネットと音楽をめぐるインテグラルなアクション
第2報告
報告者:塩見翔(関西大学大学院博士課程)
報告題目:鉄道趣味世界における女性ファンたち-インタビュー調査から見るその位置づけと意義
研究会終了後、懇親会を予定しております。
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2015.04.04

第28回 女子学研究会について
4月18日(土)13:00~17:00
甲南女子大学
第1報告
報告者:松井剛(一橋大学商学研究科)
報告題目:ことばを通じた市場創造:女子会・女子力・大人女子
第2報告
報告者:大森未也(ぽぷかる)
報告題目:オタクイベントの現状と問題点~現場からの報告(仮)
研究会終了後、懇親会を予定しております。
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2014.12.1

第27回 女子学研究会について
12月27日(土)13:00~17:00
花園大学
第1報告
報告者:貝沼 明華(金城学院大学大学院・研究生)
報告題目:世界コスプレサミット-海外のパフォーマンスと日本のコスプレイヤーの比較-
第2報告
報告者:福岡ひとみ(グラフィック・デザイナー)
報告題目:キュン★とウットリ…♪から見る姫デザイン
研究会終了後、懇親会を予定しております。
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2014.8.30

第26回 女子学研究会について
9月13日(土)13:00~17:00
甲南女子大学
第1報告
報告者:守 如子(関西大学)
報告題目:女性向け性表現とその国際的流通(中国の事例を中心に)
第2報告
報告者:西原麻里(甲南女子大学非常勤講師)
報告題目:「あこがれ」の空間形成~雑誌『ディズニープリンセス』比較分析より
研究会終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学を希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2014.7.09

第25回 女子学研究会について
7月19日(土)13:00~17:00
甲南女子大学
第1報告
報告者:松木綾子(甲南女子大学大学院)
報告題目:日常的撮影行為とその記号性 -日常写真は何を撮っていたのか‐
第2報告
報告者:増田のぞみ(甲南女子大学)
報告題目:少女マンガ化する身体――「デカ目」志向の背景を探る

2014.3.29

第24回 女子学研究会について
5月31日(土)13:00~17:00
甲南女子大学
第1報告
報告者:田川隆博(名古屋文理大学)
報告題目:ローカルアイドルは何を目指すか─名古屋アイドルを例に
報告概要:
アイドル研究や評論がここ数年多数出されています。まず、そうしたアイドル研究の動向を確認します。次に、女性ローカルアイドルにスポットをあて、彼女たちは何を目指してアイドルになるのかという観点から議論を進めます。「地元名古屋を元気にする」という運営的言説が彼女たちにどう受け止められ、自分の中の向上心やアスピレーションとどう折り合いをつけているのかについて、何人かのインタビューをもとに考察します。
第2報告
報告者:馬場伸彦(甲南女子大学)
報告題目:アバター身体論─ネットのなかの自撮り女子
報告概要:
TwitterやFacebookなど、インターネット空間にセルフポートレートが猛烈な勢いで増殖している。オックスフォード大学出版局は2013年の流行語として「セルフィ(自撮り)」を選んだ。この傾向は日本でも同様だが、そのほとんどの担い手が女子であるのはなぜか。
「自撮り/セルフィ」行為には、インターネットを利用する自己高揚動機が関係している。「自己高揚」とは、自分自身を肯定的に呈示し、また肯定的に見るという自尊心の肯定的な感覚を求める欲求のことである。女子たちがカメラやスマホを構え、手を伸ばしたり、鏡の反射を利用したりして撮影する「自撮り」は、複製されるイメージをコントロールできるというメリットがある。『カンタン☆変身!魔法の自撮り術』(2013 ネオテリック)でおかもとまりが提案しているように、まさしくアングルとポージングとメイクで「なりたい私」になれるのである。すなわち、弱点を隠して自己防衛的に自分を偽装し、理想的な視覚イメージに自身を変換することで高揚感と快楽を獲得するのである。この自撮りにおける「なりたい私」は、必ずしも自己のアイデンティティと地続きである必要はない。顔文字のように、むしろ自己から切り離されたイメージであるからこそ、自己防衛が担保されつつ自己開示欲求と承認欲求を満たすことができるにちがいない。こうしたネット空間やスマートフォンの画像データにあらわれる視覚に特化したシミュラークルな疑似人格イメージを、ここでは「アバター身体」と呼ぶ。
 スマートフォンやソーシャルメディアの普及は、自己とは切り離されたアバター身体をネット空間に偏在させ、無限に増殖させることを可能にした。カースト化する現実の人間関係のなかで疲弊した女子は、ネット空間の中で、コスプレを行い、キャラ化し、グラビアアイドル化することによって、見知らぬ他者の承認を得て満足するのかもしれない。女子の「自撮り」行為がネット社会とどのような連関性を持ち、またそこで交換される情報の意味を「アバター身体」をキーワードに考察してみたいと思う。
プレ女子学研究会(仮)の創設について
次々回(第25回)から、本研究会の前に、プレ女子学研究会(仮)を開催したいと思っています。この研究会は、主に大学院生さん・学生さん向けの研究報告の場として設定いたしました。「本研究会で報告するほどではないけども、報告してちょっと意見を聞きたい」という院生さんや学生さんがいらっしゃれば、この場で発表することができます。もちろん、院生さんや学生さんでなくても、「軽く発表したい」と思われる方がいらっしゃれば、この場をご活用ください。次々回の研究会の日時は未定ですが、プレ女子学研究会(仮)で報告を希望される方は、 こちらからご連絡いただくか、研究会当日にその旨をお知らせください。
報告終了後、懇親会を予定しております。
例会への参加、見学などのご希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2014.2.25

第23回 女子学研究会について
3月15日(土)13:00~17:00
甲南女子大学・管理棟・第六会議室
第1報告
報告者:陳 怡禎(東京大学大学院・博士課程)
報告題目:台湾ジャニーズファン研究
第2報告
報告者:荒木菜穂(甲南女子大学他非常勤講師)
報告題目:女と欲望とロックと私―フェミニズムと女性の欲望の主体性を斜め上から見ると
*報告終了後、懇親会を予定しております。
当日、『女子学研究』第4号もお渡しする予定です。
例会への参加、見学などのご希望される方は お問い合わせからご連絡ください。

2014.2.13

3月15日 女子学研究会3月例会について
3月15日(土)13:00~17:00
甲南女子大学・教室未定
第1報告
陳 怡禎(東京大学大学院・博士課程)
報告題目:台湾ジャニーズファン研究
報告の要旨:
台湾における女性ジャニーズファンは、アイドルに「仲の良さ」という友情の理想型を読み込んだ上で、自分たちの親密圏において、同型の友情の構造を形成している。
この報告は、もうすぐ出版予定の著書『青弓社ライブラリー 80 台湾ジャニーズファン研究』の内容が中心になるそうです。研究会前に、ぜひご一読ください( 青弓社のサイトもご参照下さい)。

2013.11.17

12月26日 女子学研究会12月例会について
12月26日(木)13:00~17:00
甲南女子大学研究棟・第5会議室にて行います。
平安女学院大学の永田美江子 さんによる
「女子教育における良妻賢母とホスピタリティ ー平安女学院を事例にー」
上智大学の吉岡愛子さんによる
「女子向け小説・ドラマにおけるシングル女性と(ポスト)フェミニズム、ネオリベラリズム―林真理子と唯川恵」
例会への参加、見学などのご希望は お問い合わせからご連絡くださいませ。

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  • 2022.05.23 NEW!
    • 『女子学研究』Vol.12のファイルを公開いたしまいた!ぜひご一読ください。定期刊行物からダウンロードできます。
  • 2022.04.13
    • 大変遅くなりましたが、『女子学研究』Vol.11のファイルを公開いたしまいた!ぜひご一読ください。定期刊行物からダウンロードできます。
    • また、久しぶりの研究会、第48回女子学研究会が対面とオンラインとのハイブリッドで行われました。詳細は次回の研究会情報の方をご覧ください。
  • 2020.09.15
    • しばらく諸事情により更新が止まっておりましたが、無事に再開しました!
    • 大変遅くなってしまいましたが、第47回女子学研究会が、2020年2月8日(土))に行われました。詳細は次回の研究会情報をご覧ください。
    • また、『女子学研究』Vol.10のファイルを公開いたしました。10周年記念号となっております。ぜひご一読ください!!定期刊行物からダウンロードできます。
  • 2019.07.13
    • 第46回女子学研究会(2019年9月7日(土))の情報を追加いたしました。詳細は次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2019.07.12
    • 『女子学研究』Vol.9のファイルを公開いたしました。定期刊行物からダウンロードできます。
  • 2019.5.13
    • 第45回女子学研究会(2019年6月8日(土))の情報を追加いたしました。今回は、「女子と鉄道について考える」特集です!詳細は次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2019.2.21
    • 第44回女子学研究会(2019年3月2日(土))の情報を追加いたしました。 今回は、主婦向けのファッション雑誌『VERY』を題材に、「主婦」について考えます。詳細は次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2018.11.26
    • 第43回女子学研究会(2018年12月27日(木))の情報を追加いたしました。 テーマは「宝塚歌劇×マンガを考える」です。日本マンガ学会少女マンガ誌部会との共催企画となっております。詳細は次回の研究会情報をご覧ください。
    • すでに終わってしまいましたが、第42回女子学研究会(2018年10月13日(土))の情報を追加いたしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2018.06.13
    • 『女子学研究』Vol.8のファイルを公開いたしました。定期刊行物からダウンロードできます。
  • 2018.06.06
    • 第41回女子学研究会(2018年7月15日(日))の情報を追加いたしました。次回の研究会情報をご覧ください。
    • 第40回女子学研究会(2018年5月12日(土))の情報を追加いたしました。次回の研究会情報をご覧ください。
    • 『女子学研究』Vol.8の目次を公開いたしました。定期刊行物をご覧ください。
  • 2018.02.01
    • 第39回女子学研究会(2018年3月7日(水))の情報を追加いたしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2017.12.01
    • 第38回女子学研究会(2017年12月26日(火))の情報を追加いたしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2017.09.29
    • 第38回女子学研究会(2017年12月26日(火))の詳細をアップしました。いつもと異なり、平日開催です。ご注意ください。
    • なお、詳細は次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2017.09.29
    • 長らく不調だった「問い合わせ」のページを修正しました。ご不便をおかけして、申し訳ありませんでした。
  • 2017.08.20
    • 第37回女子学研究会(2017年9月16日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2017.05.26
    • 『女子学研究』Vol.7の池田による第一論考を一部修正して、再アップロードしました。新しい文章については定期刊行物をご覧ください。
  • 2017.04.25
    • 『女子学研究』Vol.7を公開しました。各論考はダウンロードもできます。定期刊行物をご覧ください。
  • 2017.04.25
    • 第36回女子学研究会の出版記念イベント(2017年5月14日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2017.04.25
    • しばらく諸事情により更新が止まっておりましたが、無事に再開しました。第34, 35回女子学研究会の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2016.10.10
    • 第33回女子学研究会(2016年10月15日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2016.06.20
    • 第32回女子学研究会(2016年7月2日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2016.03.17
    • 『女子学研究』Vol.6の情報を追加しました。各論考はダウンロードもできます。定期刊行物をご覧ください。
  • 2016.02.19
    • 第31回女子学研究会(2016年3月5日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2015.12.29
    • 女子学研究会初のイベントについて告知いたしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2015.11.30
    • 第30回女子学研究会(2015年12月19日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2015.08.06
    • 第29回女子学研究会(2015年8月29日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2015.05.25
    • 第29回「女子学研究会」は、2015年8月29日に甲南女子大学で開催予定(13:00-17:00)です。詳細が決まり次第、またお知らせします。
  • 2015.05.25
    • 『女子学研究』Vol.5の情報を追加しました。各論考はダウンロードもできます。定期刊行物をご覧ください。
  • 2015.04.04
    • 第28回女子学研究会(2015年4月18日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2014.12.01
    • 第27回女子学研究会(2014年12月27日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2014.08.30
    • 第26回女子学研究会(2014年9月13日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
    • 第22回研究会(2013年12月26日)の報告要旨をアップしました!活動履歴をご覧ください。
  • 2014.07.09
    • 第25回女子学研究会(2014年7月19日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
  • 2014.05.10
    • 第24回女子学研究会(2014年5月31日)の詳細をアップしました。次回の研究会情報をご覧ください。
    • 『女子学研究』Vol.4の各ファイル(PDF)がダウンロードできるようになりました。定期刊行物をご覧ください。
    • 第23回研究会(2014年3月15日)の報告要旨をアップしました!活動履歴をご覧ください。
  • 2014.03.29
    • 『女子学研究』Vol.4の目次をアップしました!定期刊行物をご覧ください。各論考も、PDFファイルにてアップする予定です。しばらくお待ちください。
    • 第20回研究会(2013年7月27日)の報告要旨をアップしました!活動履歴をご覧ください。
    • 次回の第24回女子学研究会は、2014年5月31日(13:00-17:00、甲南女子大学)を予定しております。詳細が決まり次第、アップいたします。
  • 2014.02.25
    • 2014年3月15日(土)の第23回研究会の詳細をアップしました!新着情報をご覧ください。
  • 2014.02.13
    • 2014年3月15日(土)の第23回研究会の報告者名、報告題目などをアップしました!
    • 新着情報をご覧ください。
  • 2014.01.24
    • 第23回は、2014年3月15日(土)13:00~17:00、甲南女子大学にて行います。
    • 報告者と報告テーマは、決まり次第、アップします!
  • 2014.01.24
  • 2014.01.20
  • 2013.11.17
  • 2013.10.06